【実体験】クレジットカードを不正利用されたら?申請方法・返金時期について【チャージバック】
皆様はクレジットカードを不正利用されたことはあるでしょうか? 私は・・・ある!
紛失してないし、普段使っていないクレジットカード(イオンカード)を不正利用されました!
ということで2022年夏頃に20万円ほどクレジットカードが不正に使用されたので、実体験に基づき対処法などをまとめました。結果的には「チャージバック(支払に対する異議申し立て)」により、不正利用された金額は支払いすることなく解決することができました
2023年8月にはシンガーソングライターのあいみょんさんもクレジットカードが不正利用されたことをX(Twitter)で発表されていましたね。この時は20万円分adidasを購入されていたそう。不正利用ダメ。ゼッタイ。
不正利用はお金返ってくるから大丈夫!
— あいみょん 🦭 (@aimyonGtter) August 28, 2023
犯人むかつくから大丈夫とか言いたくないけどな、
大丈夫ちゃうからな!
新しいカード届くまでいろいろ面倒やねん!
水道代とか引き落としにてたのに!
全部登録し直しやねん!めんどい!
お金も奪って時間も奪うんか!
皆さん、時々 使用履歴見ましょう。
クレジットカードが不正利用された時の対応
クレジットカードの不正利用を発見
私がクレジットカードの不正利用に気づいたのは2022年10月上旬にクレジットカードの支払い遅れの督促ハガキが届いたタイミングでした。請求金額が207,000円ほどとなっており、イオンカードのサイトで請求額を確認した時点は70,000円ほどの予定だったのでおかしいと気づきました
我が家では毎月請求額を確認して、必要な金額を引き落とし講座に入金していました
改めて確認してみても、普段遣いしているイオンカードセレクト(ゴールド)の請求額は想定していた70,000円ほどでしたが、よくよく見てみると普段利用していないイオンカード(ミニオンズ・デザイン)の方の請求であったことに気づきました
ミニオンズ・デザインのイオンカードはイオンシネマで映画を1,000円で見るためだけに加入していたので、映画を見た月にのみ使用しており、この時点で最後に使用したのは2021年の年末でした(劇場版 呪術廻戦 0を見たとき)
不正利用された内容とカード会社へのお問い合わせ
改めてミニオンズ・デザインのイオンカードの使用履歴を見てみると「楽天トラベル」が1件と「Amazon」で複数回の利用した覚えのない請求がありました、利用上限を20万円に設定していた(初期設定)ため、それ以上は使われなかったようです
ちなみに翌月ケンタッキーで買い物されてた(グギギ
とりあえずクレジットカード会社のお問い合わせ窓口に連絡してみると「チャージバック(支払に対する異議申し立て)」という仕組みがあることを教えて頂けました
申請には時間がかかるため翌月にまた督促が届いてしまうかもしれないが、それはスルーしてOK。それ以降は差し止めるとのことで、申請中は一時的にでも代金を立て替えたりする必要はありませんでした
チャージバックの申請
具体的な申請については、請求内容に見に覚えがないことや、自分のアカウントにも該当の購入履歴がないことを口頭で伝え、特に資料を提出したりなどの必要はありませんでした
ネットで注文・購入されている内容だったのでカード名義と注文者情報が違うことは証明しやすかったようです
Amazonとケンタッキーに関してはクレジットカード会社の方から代理で申請をして頂けるとのことでしたが、楽天トラベルに関しては自分で連絡を取る必要があるとのことでした
チャージバックが申請できる期限はカード会社によって異なるようですが、取引日から120日程度とされていることが多いそうです。4ヶ月というと長くも感じますが、請求時点で気づくとその時点で長ければ2ヶ月程度経過していることになるので迅速に対応しなければなりません
警察に被害届を出す必要があるかに関してはどちらでもOK(個人にお任せ)とのことでした
この際に申請が通って処理が終わるのには3ヶ月くらいかかるかもと言われました
その後、なかなか電話がつながらなかったものの何とか楽天トラベルに連絡し、クレジットカードを不正利用されたこと、クレジットカード会社から連絡を入れるように言われたことを説明し、不正利用の決済日・決済金額などを伝え、その後、クレジットカード会社に楽天トラベルに連絡した旨を伝えました。この際も特に書類などは必要なく、電話で口頭でのやり取りだけでした
相殺(払い戻し)に成功
その後、イオンカードのお問い合わせ窓口に楽天トラベルに連絡したことを報告。すべての申請が完了し数か月待つと、年末ごろから何通か書面で「お申し出事案対応完了のご案内」という書類が届きました
10月上旬に発覚・対応開始で12月末ごろなので約2か月ですが、申請後は連絡待ち期間でした。Aamzonに関しては購入されたショップ毎に対応されているようです(購入店・商品は不明)
クレジットカードでの不正利用にすぐに気付けた理由
とりあえず今回はこれに尽きると思います。約20万なので被害としてはそこそこ大きいですが、貯蓄口座から引き落とすようにしていたら気づかなかったかもしれません・・・
不正利用を防ぐためにはこまめなチェックなどが必要ですが、普段利用していないクレジットカードが不正に使用される可能性があることから、カードのセキュリティ(多要素認証など)を強固にすることが大前提になるかと思います
- クレジットカードのセキュリティを強固に
- クレジットの利用金額を毎月チェックする
- カード利用速報をチェックする
不正利用で気になったこと
入金や代金の建替は必要?
私のパターンでは銀行の残高不足で督促が届いた状態だったため、最初に述べた通り建て替えなどは必要ありませんでした。
返金のタイミングは?
私のパターンでは10月上旬に発覚・対応開始で、返金(相殺)の通知が届き始めたのが12月末ごろで、完全に処理が終わったのは翌年1月か2月ごろだったように記憶しています
それぞれの店舗と個別対応されていると思いますので、時期に違いが出ていました
- Amazon(複数店舗)
- 楽天トラベル
- ケンタッキーフライドチキン
不正利用でも返金されないパターンは?
クレジットカードの不正利用で一番気になるのは、本当に返金されるのか、という部分だと思います
私の場合はカードを紛失せずに不正利用されたため、ネットショップでの購入なども別の名義・住所で購入されていた筈なので、本人の利用ではないと判断するのが容易だったと考えられます
もし、カードを紛失してしまい、実店舗(コンビニ・スーパーなど)で少額の買い物を繰り返された場合などは不正利用でる証明が難しくなってしまうようです
カードを利用したのが他人であることが証明できれば問題なさそうです
不正利用を防ぐために
クレジットカード不正利用の手法
日本クレジット協会によると、クレジットカードの不正利用の被害額は2021年に過去最高の330億円を記録していましたが、2022年度は436億7000万円と過去最高を更新。その中でも不正に入手したカードの番号が使われる「番号の盗用」による被害が411億7000万円と、全体の94.3%を占めているそうです
クレジット関連統計 | クレジット関連資料 | 一般社団法人日本クレジット協会
今回、私が不正利用されたカードはイオンシネマで映画を安く見るために作ったカードだったので、イオンシネマWEBサイトから利用したことしかなく、財布などに入れて持ち歩いてもいませんでした
担当して頂いたコールセンターの方の話ではナンバー総当たりで当てられたのでは無いかということで、そういう事案も増えているようです
クレジットカードのセキュリティ対策はキッチリ
2024年度末を期限として、カード発行会社や電子商取引(EC)サイト事業者に、カード利用者の本人確認のための「ワンタイムパスワード」や生体認証などの導入が義務化されるようですが、現在でも二段階認証などセキュリティ対策は行っておきましょう
早めに不正利用に気づくことが大事
不正利用に気づかなければそもそも対応することができません。クレジットカードは実際に利用した日と請求日が異なるため分かり難いですが、毎月の利用・支払いは把握しておきましょう
もし、クレジットカードが不正利用されたと判明したときは、すぐにカード会社へ連絡しまし、カードを利用停止して、支払に対する異議申し立て(チャージバック)を行うようにしましょう
まとめ
クレジットカードの不正使用は恐ろしい体験ですが、私の場合はありがたいことに支払いをせずにすみました。兎にも角にも不正利用に気づいてコールセンターに連絡することですね
- コールセンターへ連絡
- カード会社での調査
- 損害の補償
リスクもあるけどメリットが多いクレジットカード
還元率が高かったりなどクレジットカードには魅力がたっぷりです。不正利用に怯えて使用しないのはもったいないので、キチンと対策をして安全に利用することが重要ですね!
クレジットカードが利用できる店舗運営者のリスク
今回は購入者側からの被害でしたが、ネットショップ運営側からすると不正利用のクレジットカードで購入されてしまった場合は売上を返金にしないといけない上に、商品が帰ってこずに販売側の負担になるケースも増加しているようです
取り扱う商品によっては「チャージバック保証サービス」に加入しておいたほうが良いのかもしれませんね・・・!
GMOペパボが提供するネットショップ作成サービスで、カートASPでは最大級の規模の「カラーミーショップ」でも月額3,000円の「チャージバック保証サービス」があるようですので、ショップ運営されている方は利用しているサービスでもチェックしておいたほうが良さそうですね